クラウド就業システム導入説明会をしてきました

 2020年10月に顧問先で当法人で新しく取り扱い始めた勤怠システム(クラウド版)を導入したので、社員様向けに説明会を行ってきました。

 こちらの顧問先様は、シフトが多く労務管理が複雑化しているため、給与計算の毎月の負担軽減から導入を決めて下さいました。導入してみるとシフト管理や他の社員のお休みの把握がしやすくなり、振込のデータも簡単に、そして、紙での有給休暇などの届出もweb上で社員様から届出てもらえるので、給与計算にすぐに反映できます。クラウドにしたことで、経営者だけでまとめていた給与計算の仕事も、社員様に仕事を分散して、シフト管理や勤怠の承認をしてもらうことで、一人だけでやっていた仕事も軽くなったとのこと。web明細も取り入れたため、社員の皆様に給与明細を配る手間も省けて月に10時間程度の労働時間を短縮でき、とても顧問先様も喜ばれていました。

 それにしても、世の中の流れは、システム会社に頼まなくても社労士が顧問先に勤怠や給与計算システムを導入できる時代になっていることに進化を感じます。20年前には、同じような大手システム会社に会社のルールに沿ってシステムを組んでもらって、数百万円もかけて自動化したものも、少ない予算でも社労士に頼めば、その会社のルールに設定してもらえる時代になるとは考えもみなかったです。

 顧問先であれば、システムの使い方が分からなくても、すぐに身近な存在に聞けるというのは、経営者や給与担当者には心強いようです。今後は少子高齢化の時代に、働き手が少なくなる中で、社員の生産性を把握するためにも、まずは社員の労働時間をきっちり把握して、仕事の量を分析していく必要があります。まだまだ地方の中小企業では勤怠の把握は、紙でしている会社も多いのが現実です。社労士の中でもITの取り入れが早いのかどうかで、仕事が効率的にいかに少ない人数でも仕事を回せるかが重要になっていると思う今日この頃でした。