基本給連動型の退職金はもう古い?!

基本給連動型退職金制度とは、退職時の基本給に勤続年数に応じた係数と
一般的に退職の理由に応じた係数を乗じて退職金額を決定する制度です。

退職金額 = 退職時基本給 × 勤続年数支給係数 × 退職事由別係数

としている企業は、H30年の時点でも日本の6割の企業が基本給連動型退職金制度を導入しています。
今、企業が抱えている問題は何か分かりますか?

基本給を上げると退職金も増えてしまうため、基本給は入社時から一切意図的に上げず、色々な○○手当で若干の給与を上げ、耐えしのいでいる中小企業の多いことと言ったら驚きの数です。

コロナウィルスや円安の影響で材料費が高騰し、企業の運営も厳しくなっている経済情勢で、企業の経営も厳しさを増しています。
最近のお問い合わせで多いのが、このままだと退職金を支払うのも厳しいので、何とかしたいというお問い合わせです。

このケースですと、お勧めしているのが、ポイント制退職金制度への移行です。

ポイント制退職金制度は、「勤続年数」、「等級」、「役職」、「評価」などの要素をもとに一定期間ごとにポイントを付与し、入社から退職時までの累計のポイントに1ポイント当たりの単価を乗じて退職金額を決定する制度です。

賃金制度の変更にも影響を受けません。

当法人では、退職金設計コンサルを行っています。

現状の賃金・退職金制度の見直しをしたい場合は、ぜひご相談下さい。